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爆音が鳴り響く長崎で、船に想いをのせて

お盆になると、地元の送り火の行事で灯籠流しがあった。

火を灯した灯籠をそっと川に流し、暗闇にゆらめくいくつもの灯りが、何とも幻想的で美しい風景のなか、それぞれ故人への想いを馳せる。

そんな送り火の行事、灯籠流しは各地で行われているが、長崎では故人の霊を弔うために手作りの船を造り、船を曳きながら街中を練り歩き極楽浄土へ送り出す精霊流しがある。

精霊流しというと、さだまさしさんの歌で有名であるが、歌の静かで厳かなイメージとは掛け離れた、爆竹のすさまじい爆音に驚かされる。

賑やかだからといって悲しみが浅いわけではない。

悲しみの深さは誰にもはかれない。

弔い方もそれぞれだ。

この爆音が鳴り響く賑やかな行事の陰には、一ヶ月くらい前から、家族や親族で集まり、船を手作りしながら、故人を偲んだ時間がある。

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