海外から日本を訪れる観光客が日本に求めるものは、風情ある街並みや伝統芸能など、日本独自の文化が垣間見られるものに人気が高い。
東京で人気な場所といえば、浅草寺に仲見世、人力車など下町情緒あふれる魅力の街、浅草が真っ先に思い浮かぶ。
そんな浅草の夏の終わりに、異国のブラジルのサンバのリズムで熱く盛り上がる祭り、浅草サンバカーニバルがある。
なぜ、浅草にサンバ?と一見違和感を覚えるが、現在では来場者数50万人を誇る、浅草の夏の終わりの風物詩だ。
もともとは、浅草に活気を取り戻すためにはじまったこの祭り。
下町情緒あふれる町を愛し、お祭り好きで、新しいものもどん欲に取り入れてきた浅草の人たちの心意気、パッションが、ブラジルのサンバの情熱的なリズムとどこか似ているのかもしれない。
下町でブラジルを感じる贅沢な夏を味わってみてはどうだろうか。